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投資や副業について書くのんびり不定期ブログ

2020年12月の運用成績と「貧富の差って拡大している?」について

こんにちは、こーたです。

 

今回は2020年12月の運用成績と「日本の貧富の差は拡大しているのか?」についてまとめます。

 

12月分はスクショを取り忘れたのでExcelで管理している数値を基にします。

 

進め方は

 です。

 

では、いきましょう。

 

運用成績

まずは全体の運用成績からです。

 

米国株式市場は年末になると上昇する傾向があり、大統領選挙後はさらに上がる傾向があります。

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米国株上昇、大統領選後は年末高の傾向。リスクと向き合う分散投資戦略 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

 

実際に自分の利回りも高くなっているので確認してみましょう。

 

資産額:856,057円

元本:724,248円

利回り:18.2%

 

8ヶ月で13万円近く資産が増えました。

長期投資の場合は複利効果を狙って増やすため、この計算は不適切ですが単純計算で求めると...

 

130,000円÷8ヶ月=16,250円/月

 

つまり

「月16,000円近くをお金が生み出してくれている」

とも言えますね。

自分の時給が約2,600円なので「毎月自分が働く6時間分の価値を生み出してくれている」とみることもできます。

 

お金がお金を生みだすサイクルに乗って空いた時間を自己投資に回せば、時間を効果的・効率的に活用できて、そこでのインプットを活かせばさらに投資効果は高くなります。

 

2019年から掲げている目標は「収入の柱を増やし、人生の選択肢を広げる」ですが、まだまだ積立中で目標達成には程遠いです。

現時点で13万円近くお金がお金を生んでいますが、本当にやりたいのは不動産事業なのでコツコツと家計管理と資産管理をしていきたいと思います。

 

話が逸れましたが、4月から12月までの資産推移を確認しましょう。

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4月から12月までの資産推移です

これを見ると11月~12月で大きく資産が増えました。

ただ、利回りだけを見ると4月や8月時点と変わりませんね。

 

これは元本が積立投資により徐々に大きくなっているため、同じ利回りでも資産に与えるインパクトが大きくなっているためです。

 

例)10,000円×120%=12,000円(+2,000円)

  1,000,000×120%=1,200,000円(+200,000円)

 

では次につみたてNISAと各ETFの成績を見ていきましょう。

 

つみたてNISA

資産額:362,626円

元本:316,676円

利回り:14.5%

 

4月からの推移を見ていきましょう。

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4月~12月の推移です

利回りは4~23%の間を推移しています。

 

このグラフを見るとある気づきがありました。

 

あれ?複利効果既に見え始めてね??

 

複利(⇔単利)について簡単に説明すると

単利:元本に対して常に利回りがかかる

 例)100万円に利回り10%だと、毎年10万ずつ増える(100万円×10%)

複利:元本+利益に対して利回りがかかる

 例)100万円に利回り10%だと、2年目には110万円に対して10%がかかり、3年目には121万円に対し10%がかかり…(以下くり返し)

 

になります。

投資の世界では複利を言い換えて、雪だるま式に資産が増えるともいわれています。

 

実際に、つみたてNISAで複利効果が表れているのか見てみましょう。

たった8カ月程度では中期投資にも満たないですが、ひとまず検証としてみてみます。

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元本との差が広がるほど複利効果が表れていることが分かります

利回りは大差ありませんが、資産額の差は広がっていますね。

すこーしずつ複利効果が働いていることが分かります。(さすがに期間は短すぎますが)

 

では次にETFについて見ていきましょう。

 

QQQ

資産額:259,023円

元本:202,572円

利回り:27.9%

 

QQQは5月から購入したので5月からの推移を見ていきましょう。

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6月から元本は変わってないので、利回りに沿って資産が伸びていることが一目でわかります

利回り28%は驚異的ですね。ハイテク株はコロナ禍である程度安定して伸び続けています。

 

アメリカでは直近5年でどのセクター(業界)の成績がいいのか見ていきましょう。

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断トツで成績がいいのがハイテク株(オレンジ)で、2位が一般消費財株(黄)です。ちなみにビリはエネルギー(石油など)株(紫)です。

ハイテク株と一般消費財株、エネルギー株以外はある程度相関がありますね。

とはいえ3位の工業株と10位の公共サービス株では60%近くも差がありますが...

 

このグラフを見てもハイテク株の強さは見て取れると思います。

また、自分はこのハイテク株の恩恵をかなり受けています。

 

というのももう一つ保有しているETFもハイテク株の保有割合がかなり高いためです。

 

実際に見ていきましょう。

 

GINN

資産:234,408円

元本:205,000円

利回り:14.3%

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10月から保有しているのでもう少し静観する必要がありますね

 

3ヶ月とはいえ、利回りの推移が

1ヶ月目:0.0%

2ヶ月目:10.0%

3ヶ月目:14.3%

なので順調に伸びてきています。

 

このGINNの構成銘柄と構成比率のトップ10社は

  1. アップル:1.92%
  2. アルファベット(グーグル):1.76%
  3. マイクロソフト:1.71%
  4. アマゾン:1.71%
  5. フェイスブック:1.62%
  6. エヌビディア:1.56%
  7. アリババ:1.37%
  8. テスラ:1.22%
  9. テンセント:1.13%
  10. インテル:1.00%

です。

 

ほぼIT企業ですね。

おかげでだいぶ成績を伸ばしています。

 

コロナ禍でテスラ株が異常な伸びを見せていますが、僕もテスラの恩恵は1%ほど受けています

 

下のグラフはテスラの2020年の推移です。

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コロナの影響受けてる⁉って思わせえるほどのえげつない伸び率ですね

年初は95$/株で、今は880$/株なのでたった1年で9.2倍になっています..........

ここまでくるとギャンブル性が高くなりすぎて手を出したくても出せないです(笑)

チャレンジしたい方は数万円betしてもいいかもしれません。

 

資本主義の原則

これを見ると資産家が今の米国市場のような好調な市場でどんどん資産を増やし、サラリーマンとの差を広げていく現状が垣間見れます。

 

資本主義経済では「r>gの法則」というのがあります。

 

rとgはそれぞれ

r:資本収益率(ここでは資産運用の利回りとイメージしてください)

g:経済成長率(ここでは給料の昇給率とイメージしてください)

を表しています。

 

これを不等式に当てはめると

資産運用の利回り>給与の昇給率

つまり、

どんなに頑張って働いて給料を上げても、資産運用での利回りには勝てない

という事を表す式になります。

 

これが何を意味するかというと「貧富の差が拡大する」という事です。

 

我々一般人からすると「富裕層が誰でどれくらいいるのか」はあまり知る機会がないと思います。

そこで、活きてくるのがデータになります。

 

実際に野村総研の記事を基に見ていきましょう。

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超富裕層:0.2% 富裕層:2.3% 準富裕層:6.3% アッパーマス層:13.2% マス層:78.0%

野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI) 

 

「2019年は分かったけど、過去はどうなのよ!?推移は?」

 

と疑問に思ったので過去の推移とそれをグラフで見ていきましょう。

引用元は先ほどと同じです。

f:id:tyatyakouta:20210110142658p:plain

 

数字の羅列では見えにくいのでこのデータを基にグラフ化していきましょう。

f:id:tyatyakouta:20210110150330p:plain

上の図をグラフ化したものです

合計世帯数を見ると年々増加していますね。

 

では、次に各層の増減率を見ていきます。

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パッと目につくのは2009年と2015年ですね。

 

2008年はリーマンショックで世界的に株価が大暴落した年なので、この影響をモロに受けた人たちは資産を大きく減らしています。

 

この割合が高いのが超富裕層です。約20%が超富裕層ではなくなったことが分かります。

また、富裕層も少し減少していますね。

 

2013年や2015年は準富裕層・富裕層・超富裕層が大きくその割合を増やしています。

これを見るとマス層とアッパーマス層はどの年を見てもあまり増減はしていませんね。

 

ちなみに、超富裕層が増えた2015年は日経平均を見ればその理由が分かると思います。

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日経平均リーマンショック後から2019年には4.5倍まで伸ばしていますね

富裕層(特に超富裕層)は日経平均や世界の株価平均と相関があると見れます。

(ここで世界中の株価を出すとまぁまぁなボリュームになるので省略します)

 

ひとまず、ここまでで

  • 富裕層の数、割合
  • 富裕層の増減率
  • マス層の割合は変化していない

がわかりました。

 

では、貧富の差は実際に広がっているのかについて見ていきましょう。

 

貧富の差の拡大

先ほどのデータを基にグラフの見せ方を少し変えてみます。

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線が外側にあるほど超富裕層が増えていることを示します

「0.4」などの数字は増減率で、この場合は40%前回より増えたことをを示しています。

2009年はリーマンショックにより-20%だったことから、分かると思います。

 

青線で囲まれた面積が大きいほどその層に属する人の世帯数が増えていることを意味しています。

 

では、富裕層以下も見ていきましょう。

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一通り見ると富裕層の世帯数はその数を伸ばしていますね。

一方でマス層はどの年をとっても増えても減ってもいません。

 

つまりここからわかることは

貧富の差は拡大しているが、貧しくなっているわけではなく裕福になっている人が増えている

です。

 

では、マス層の増減がない理由はなんでしょうか?

 

それは日本の平均年収にあります。

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平成30年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省

 

偶然ですが、僕の生まれた平成8年からずっと平均年収は変わっていません。

 

この図から言えるのは

給与収入だけでは富裕層になるのは難しい

ということです。

 

日経平均の図では2013年ごろから2019年で株価は4.5倍になっています。

 

これを給与に置き換えた場合

2013年で年収400万円の人が2019年には年収1800万円になっている

と同じになります。

 

自分の給与アップに将来性は感じにくいですが、お金がお金を生み出すポテンシャルはかなり高いです。

 

これが「r>g」の法則です。

これを知っていると知らないでは今後の資産形成に大きな差が出てくると思います。

 

是非知識の一つとして押さえておきましょう。

 

僕はこれを知ってから自分の体で稼ぐだけではなく、お金にも働いてもらう必要があると考えるようになりました。

 

そのための一つの手段としての株式投資です。

 

もしまだ資産運用を始めていないという方は、これを機にお金を働かせることについて考えてみて頂けると幸いです。

 

何から学べばいいか?

については、過去記事を貼るので併せてみて頂ければ参考になるかと思います。

tyatyakouta.hatenablog.com

 書籍、ブログ、YouTube、マンガのカテゴリーに分けてオススメ度や難易度別にレビューをしています。

 

最後にはどの順番で勉強すべきかにもついてまとめていますので、時間がある方はぜひ読んでいただけると嬉しいです。

 

では、また次回の記事で。