お金を増やす方法をちゃんと考えてみる〜資産運用編vol.2〜
こんにちは、こーたです。
今回は資産運用編vol.2でTHEOとWealthNaviについてまとめていきます。
結論から言うと、好きな方を選べばいいと思います。
おいおい、そりゃないぜ!
ってなりますよね。正直なところ、だいぶ調べました。けど結論「どっちでもいい」。
その理由は
- ターゲット層が違う
- 運用のアルゴリズムは基本的に同じ(運用実績も大差なし)
だからです。
詳しくはこの後で書いていくのでまずは進め方から。
進め方は
- 1.THEOとWealthNaviとは?
- 2.「長期・積立・分散」投資の重要性
- 3.THEOとWealthNaviの大きな(=目立つ)違い
- 4.THEOとWealthNaviの細かい(=あまり目立たない)違い
- 5.まとめ
の流れになります。
では、いきましょう。
1.THEOとWealthNaviとは?
THEOとWealthNaviは「AI(ロボアドバイザー)が自動で資産運用をしてくれるサービス」になります。投資信託は自分のお金を投資のプロに預けて運用してもらうものですが、ここでは「投資のプロ=AI」とイメージすれば大丈夫です。
ロボアドバイザーはこれから確実にニーズが高まると考えています。そう考える理由は
- 終身雇用が崩壊し様々なリスクが高まった今、資産形成は自力でしなければいけない
- 副業解禁された今、自分の空いた時間を有効活用し"複"業をする流れが広がり始める
の2つです。投資と似た考えにはなりますが、収入源を複数持つことで、何かあった時の"リスクヘッジ"としても"資産を増やすため"にも複業はこれから一般的になると思っています。
しかし、収入源を複数持つためには自分の時間もそれだけ割く必要があります。「限られた時間でお金を増やすためにはどうすればいいのか?」
ベストは、お金が勝手に増えてくれることですよね。自分はノータッチなのにも関わらず資産が勝手に増えたら最高です。ここに最適なのがロボアドバイザーだと考えているので、THEOやWealthNaviといったサービスは早いうちから始めた方がいいと思います。
そして、経験や知識が身についた辺りでiDeCoや積み立てNISAに移行、又は併用していくのが賢いやり方かな、と現時点では考えています。
なので今THEOを使いながら、運用益という結果の数字ではなくどの国や地域にどれくらいの割合で配分されているのか、という中身に注目をしています。
"資産運用は早く始めたもん勝ち"だと思っています。
(理由は後述)
これらのサービスは口座を作って一度入金しさえすればあとはAIに任せるTheほったらかし投資ですね。ロボアドバイザーが人気になってきているのは、このほったらかし度合いが格段に高いからです。
前の記事で書いた積み立てNISAやiDeCoの場合、どの銘柄(=商品)を買うかを自分で選ぶ必要があるため、ある程度の投資経験と知識が必要ですがTHEOとWealthNaviの場合、ここもAIが代わりに行ってくれるので初心者にはかなり有難いシステムになっています。
全て1人でやろうとするとファンドマネージャーでも面倒くさくなるみたいです(逐一変動する株価や海外と時差を加味した取引、日本円と外貨の交換手間暇etc)
※この画像はWealthNaviのHPからの引用ですが、THEOも同じシステムになっています。
2.「長期・積立・分散」投資の重要性
THEOもWealthNaviもこの「長期・積立・分散」に沿った運用をしています。また2社ともにこの3要素は重要だと言っています。
ではなぜ「長期・積立・分散」が重要なのか??ひとつずつ見ていきましょう。順番が前後しますが、分散→長期→積立の順で書いていきます。
分散
「一点集中より色んなとこに分散した方がいざって時のリスク減らせるよね」ってことです。投資の世界ではこれを"全てのタマゴをひとつのカゴに盛るな"と言うみたいです。
米国株・債権だけに絞るのではなく日本や欧州、新興国の株・債権をバランスよく買うことでリスクを抑えることが出来ます。これは金融庁のデータからも実証されています。
分散の重要性はわかりました。じゃあ、実際にどう分散させるのがベストなの?という疑問が湧きますよね。
効率的フロンティア
これはノーベル賞を獲得した「現代ポートフォリオ理論」により導き出された、"最適な組み合わせ"のことです。
世界中の株や債権に分散させた時のリスク/リターンをグラフ上に点をとり、これらの点を結んだ時にできる曲線(上の図にある点の集合の上弦がこれにあたります)を効率的フロンティアといい、この効率的フロンティアに沿った投資をするのが最も効率的だと証明されました。
THEOとWealthNaviはノーベル賞を獲得した「現代ポートフォリオ理論」に沿ったアルゴリズムを組み込んでいるので、より効率的・効果的に資産を配分し運用してくれます。
参考程度に自分のポートフォリオを載せておきます。株>債権>実物産(不動産・金)の順にリスク/リターンが大きく、自分の場合は割とハイリターンを狙ったポートフォリオになっているので株の保有割合が高いです。ポートフォリオの種類についても「3.THEOとWealthNaviの細かい違い」の項目で書きますね。
分散の説明は以上です。要は色んなジャンルに幅広く投資するのがベストで、その割合は効率的フロンティアに従って決めよう。ってことですね。
次に2つ目の「長期」についてです。
長期
投資信託でのリターンは
- 経済成長率+α(1~2%)
- 複利
によってもたらされます。リターン率は短期的に見れば変動はありますが、長期的に見ると経済成長率と似たような動きになります。
この"経済成長率"は大体どれくらいなのか?ここが分かるとリターンの予測やどの国に分散するべきか、などが少しずつ分かってきます。
IMF(国際通貨基金)の発表を元に日興アセットマネジメントが作成した経済成長率の推移を20年度予想で見ると、世界全体では3.4%、先進国では1.7%の成長率です。日本は0.5%ですね...
世界経済成長率は3.4%なので、これに適切な運用が合わされば目安4.4~5.4%のリターンは期待できそうですね。リーマンショックのようなものが来ない限りはプラスで推移しそうですが、破綻寸前のドイツ銀行の動向次第でリーマンショック以上の衝撃が走ると言われています。現状、"いつ倒産してもおかしくない"です。気になる方は調べてみてください。
長期の経済成長率については以上なので、次に複利(↔単利)です。
複利はアインシュタインが「人類最大の発明」と呼ぶほど画期的なものみたいです。凡人にはその凄さの実感が湧きませんが、取り敢えず「凄いんだな〜」位に思ってます。
では、実際に何がどう凄いのか。図を見るのが1番手っ取り早いので、見てみましょう。
わかりやすく100万円を年利10%で20年間、単利or複利運用した場合のグラフになります。
①単利の場合
1年目:100万円×10%=10万円
2年目: 〃
と毎年10万円のリターンになります。これが20年間続くので
10万円×20年=200万円
のリターンを得ることが出来、元本の100万円が20年で300万円になりました。
年間の利益を自分の懐にしまうと、単利運用になります。(次年度は元本100万円の運用から再スタートするので)
②複利の場合
1年目:100万円×10%=10万円
のリターンになります。ここまでは同じですね。ただ、複利はこのリターンを懐にしまわずに再投資に回すので
2年目:110万円×10%=11万円
3年目:121万円×10%=12.1万円
4年目:133.1万円×10%=13.31万円
という形で毎年のリターンが徐々に大きくなります。同じ元本とリターン率でも複利だと20年後には672万7500円になります。
(100万円×1.1^20=672万7499.5円)
単利と複利の差額はこの場合372万7500円です。計算式からも分かるように累乗によってその差はどんどん広がります。ここでは元本のみの運用でしたが、本来は"元本+積立"になるので、その差はもっと広がります。
参考程度にTHEOのHPにあるシュミレーション結果を載せておきます。
この複利が長期的に投資するべきと言われる1番のポイントになります。
そして"資産運用は早く始めたもん勝ち"の理由もこれになります。
以上が「長期」の説明です。最後3つ目は「積立」です。
積立
これは一括より積立の方が"比較的"オススメという意味合いで、投資経験の有無に関わらず誰もに推奨されています。
「自動積立」のメリットは? | ロボアドバイザーならWealthNavi(ウェルスナビ)(緑曲線はイメージとして適当に手書きで追加してるので平均値はとれてません)
価格は様々な影響を受け変動するので、予測は不可能と言われています。なので売り/買いのタイミングを下手に逃すより、定期的に少額ずつ買い続け購入価格を均すことでリスクを減らし安定的な運用を目指そう、というものです。
売り/買いについては、THEOとWealthNavi共に"リバランス"という機能があります。これは個人のポートフォリオ(=商品の組み合わせ方)に沿った運用を継続するために定期的に組み直すシステムです。THEOは月1回、WealthNaviは半年に1回のペースで行われます。
効率的フロンティアに沿わないポートフォリオになってしまってはリスクに対するリターンが最大化しない恐れがあるので、これを自動で定期的に行ってくれるのはかなり有難いです。
THEOはリバランスの他に3つ似たような機能があるので詳しく知りたい方はこのリンクから調べてみてください。
「リバランス」がすごい|知ってトクするTHEOと資産運用の話 THEO Guide テオ・ガイド
さて、資産運用のスタンダート「長期・積立・分散」の重要性を理解出来たところで、THEOとWealthNaviをまとめます。
とは言うものの、この2つはインターネット上でよく比較されているので、単純比較は以下のサイトを参考にした方が正直早いと思います、というよりこのサイトが1番見やすかったのでオススメです笑
【徹底比較】ウェルスナビとテオ(THEO)の共通点と違いをイチから解説!|Bank Academy
一応ここでも比較はしますが箇条書きでまとめます。そして個人的に気になってはいたけどネットで調べてもあまり情報がなかったものについて調べたのでそれはここで書いていきたいと思います。
3.THEOとWealthNaviの大きな(=目立つ)違い
と、行く前にざっと2つの共通点だけ箇条書きでまとめます。
※これは会社が倒産した場合、投資資金は全額返還されますが、もし会社の分別管理に不備があり全額返還できなかった場合、1000万円以内であれば不足分を補償する制度です。まぁ、万が一の話ですがこれがあるだけで安心ですね。
以上です。共通点は比べる必要ないのでここまでにします。
では、2つの"大きな"違いも箇条書きにまとめて、注目すべきところを太字でピックアップしていきます。
- 最低スタート投資額(WealthNavi:10万円〜、THEO:1万円〜)
- ETF(投資対象銘柄)の種類
- 手数料(THEOの方が安くなる場合有)
- ネット証券会社(SBI)との連携(WealthNaviのみ)
- AIアシスト(THEOのみ)
- 出金額(WealthNaviはいくらでもOK、THEOは出金後に残高が10万円を切らない額までならOK)
- キャンペーンの豊富さ(WealthNaviの方が豊富、THEOはあまりない)
これだけ挙げておいて3つしかピックアップしないのは少し物足りないので、なぜWealthNaviの方が人気なのか調べてみましょう。
2社のユーザー数と保有資産額を比べるとやはりWealthNaviに軍配が上がりますがその要因は3つです。
- 積極的な宣伝広告
- 入口の広さ(金融機関との幅広い連携)
- 初期投資額が高いので必然的に資産に余裕のある年齢層がメインユーザーになる
です。具体的な数字は省略しますが、やはりWealthNaviの方が1人あたりの資産額が高いですし、平均年齢や投資経験者の割合も高いです。また宣伝広告や入口を広くすることでユーザーを多く獲得しています。
THEOとWealthNaviは顧客のターゲット層が違うので2社を単純比較するのはちょっとナンセンスに感じますが、やはりメジャーなのはWealthNaviですね。
では、話を戻してETF(投資対象銘柄)についてです。
①ETF(投資対象銘柄)の種類
このETFは
図の赤四角で囲ったアルファベット3~4文字のことで、日本株や米国債権といった大まかなジャンルのことです。
THEOとWealthNaviのETFをまとめると
商品はAmazon株、やトヨタ株のようなものとイメージできれば大丈夫です。
WealthNaviは"厳選した7銘柄"に絞り、THEOは"資産運用の鉄則「分散」"を守っていますね。
この違いはなぜ生まれたのか?それは「4.THEOとWealthNaviの細かい違い」で詳しく書きます。
7と30という数字を見れば、その差は大きいように見えますが、買っている商品自体は変わらないので、ETF自体はあまり気にしなくていいと思います。
では次に手数料です。
②手数料
基本的に"手数料=1%"と覚えて大丈夫です。一応THEO、WealthNavi共に預かり資産が3000万円を超えたら手数料が0.5%になりますが...とりあえずここは無視しておきましょう。
また手数料はいくつかの条件を満たせば少しずつ安くなっていきます。これも図の方がわかりやすいので、見ていきましょう。
まずはTHEOから
THEOの場合、スタートは手数料1%(カラー:ホワイト)です。そして手数料が安くなる条件は
- 毎月積立をしている
- 期間内に出金をしてない
- カラー基準額を充たしている
になります。出金をしていない期間について書くと少し細かくなるので省略しますが、毎月自動積み立ての設定にして放置しておけばいつの間にか手数料は下がってることになりますね。
ずばり、狙うべきはイエロー(手数料0.7%)だと思います。
もう少し詳しく知りたい方は、リンク貼っておくので調べてみてください。
THEO COLOR PALETTE | 資産運用を、もっと身近に
続いてWealthNaviです。
WealthNaviの場合の手数料が下がる条件は
- 預け資産が50万円以上(200万以上なら割引率は倍)
- 期間内に出金してない
です。THEOとの違いは「毎月の積立」の有無ですね。ただ、THEO同様に、出金に関しては少し内容がややこしいので、ひとまず50万円以上入れて後は放置すれば勝手に下がっていきます。
条件は少し緩いもののWealthNaviはMAX0.9%までにしかなりません(3000万円以上預けてるなら別)。なので手数料という観点でいえばTHEOに軍配が上がりますね。
③AIアシスト
これはTHEOにのみ組み込まれているシステムで、簡単に言えば「値動きを先読みしてくれる」システムです。
「A株が暴落しそう」と予測した場合、下がる前に売ってくれます。
価格の完璧な予測は不可能と言われているのでメリットとデメリットはもちろんありますが、リスクを軽減してくれるのは有難いです。
損しにくいロボアドはAIアシストがあるTHEOが一番? | ソシャゲエンジニアの資産運用
ちなみに、THEOにしてよかったと思う点はこのAIアシストです。市場の動きを予測して運用してくれている事で世界の動きをリアルに体感できるのでいい勉強になっています。
これでTHEOとWealthNaviの大きな違いは以上です。次は細かい違いについて書きます。
4.THEOとWealthNaviの細かい(=あまり目立たない)違い
細かい違いは2つのあります。
- ポートフォリオの種類
- 運用方法
です。では1つずつ見ていきましょう。
①ポートフォリオ
ポートフォリオについてはWealthNaviのHPにある図を少し加工したものを元に説明していきます。
THEOとWealthNavi共に、始めるにあたっていくつかの質問や個人情報を聞かれます。この質問への回答と個人情報(年代、年収、貯金額、資産額etc)を基にその人に合う最適のポートフォリオを提案してくれます。
WealthNaviの場合は"リスク許容度"という言葉で示され、5つのポートフォリオに別れています。数字が大きいほどリスクリターンも大きくなります。試しに自分の情報を入力したら"リスク許容度4"でした。下に無料診断のリンク貼るのでやってみたい方はどうぞ。
無料診断(最短1分・全6問) : WealthNavi(ウェルスナビ)(全6問の選択式)
ちなみに、効率的フロンティアの実際の傾きは約0.5になります。上の図だけを見ると
「リスク許容度3も4も5もリターンがほぼ変わらん!ハイリスクになっただけ!」
って思うかもしれませんが、本当の傾きはもう少し急ですし、ちゃんとそれ相応のリスクリターンの関係性にしているので安心してください。
と、以前セミナーに参加した時にWealthNaviの元ファンドマネージャーが言っていました。
以下の画像が効率的フロンティアのより正確な図になります。
リスク許容度に対するリターンのシュミレーション結果がこれです。
次にTHEOです。
THEOはポートフォリオが231種類あります。「231種類」というのは、以下の3項目の組み合わせによって決まります。
・リスク許容度(19種類)
・インカム重視度合い(3種類)
・インフレに対する感応度(4種類)
5つの質問の結果をもとに、これらの組み合わせ+それぞれのジャンルだけで投資を行う場合を合計して
19×3×4+3=231
となっています。実はもっと複雑ですが、ここでは省略します。詳しく知りたい方は最後に貼るwhitepaperのリンクから見てみてください。
WealthNaviとは桁違いに豊富ですね。上の図にある青とオレンジの点を見てくださればわかりますが、WealthNaviは効率的フロンティア上の5つに絞っていましたが、THEOはより個々柔軟に対応するために幅広くポートフォリオを組んでいます。
一応、THEOとWealthNavi共に運用が始まれば手動でポートフォリオは変更できるので、あまりオススメはされてませんが自分の好みの比率にすることもできます。
THEOの無料診断のリンクもはっておきますね。
預金を、今からTHEOに変えると | THEO(全5問の記入式)
とはいえ、数こその違いはありますが、その割にはそこまで大差はないんじゃないかな?とは思います。THEOとWealthNavi共に最もアグレッシブな運用(WealthNaviでいうリスク許容度5)をした場合、そのポートフォリオは
THEO(THEOにおまかせ運用の場合)
株:81%
債権:17%
現物:2%
WealthNavi
株:81.5%
債権:5%
現物:13.5%
(株>債権>現物の順にハイリスクハイリターン)
とTHEOの方が少し攻めの姿勢が見られますね(誰目線)。この理由は次の投資システムの違いで書きます。また、今の自分のTHEOでのポートフォリオと、WealthNaviで無料診断した結果「リスク許容度4」の2つを比較すると
THEO
株:77%
債権:17%
現物:6%
WealthNavi
株:70.9%
債権:14.9%
現物:14.2%
とこれもTHEOの方が攻めたポートフォリオになっています。WealthNaviでいうところの「リスク許容度4.5」くらいですかね。なので僕の場合はTHEOを使った方がより自分に適した運用をしてくれるので、THEOのままでいいかもしれませんね。
ただ、5種類と231種類の割には...って感じたのでここもそんなに気にしなくていいと思いました。
WealthNaviのリスク許容度別のポートフォリオ配分はこちらになります。
これはWealthNaviが公開しているwhitepaperから引用しましたが、THEOのwhitepaperのリンクと一緒に最後に貼りますね。
次に運用方法の違いについてです。
②運用方法
自分のポートフォリオが設定でき、効率的フロンティアを基に最適な分配率(株:債権:現物)を求めることができたら、そこからどう攻めて行くか。つまり運用方法=攻め方というイメージになります。THEOとWealthNaviは攻め方が少しだけ違います。
資産運用での攻め方は主に3種類あります。
- インデックス(パッシブ)運用 :一般的
- スマートベータ運用 :プロ向け
- アクティブ運用
です。上から順によりリスクを抑えた攻め方になります。
これらを詳しく説明すると急に専門用語が飛び交い、理解するためには経済学の知識が必要なので省略しますね。あとは自分でも100%理解出来なかったのでシンプルに書けない、という理由もあります。なので簡単にいきましょう。
THEOとWealthNaviでは運用方法がこうなっています。
THEO : スマートベータ運用
WealthNavi : インデックス運用
インデックス運用は現代の資産運用の"最適解"と呼ばれ、メジャーとなっている一方でスマートベータ運用は投資家の中でも機関投資家、いわゆるプロ向けになります。
なぜなら、インデックス運用ではベンチマークと言われる株価の変動に連動した利益を出せるような安定的な攻め方で、スマートベータ運用は、そこでの利益+αを狙った攻め方になります。この+αが結構難しいみたいです。
ちなみに、アクティブ運用での投資信託はやめた方がいいです。人為的に操作できない株価変動に対して、より大きなリターンを狙って売買をするため、手数料も高いですし何よりパッシブ運用より結果負けが多いみたいです。なので、個人で買うなら平均株価に沿った安定的なパッシブ運用の投資信託を買いましょう。
ちなみに、THEOが30ものETF(投資対象銘柄)に分散投資をしているのはこの+αを狙っているからだと考えています。これ以上深くは情報を見つけれなかったのであくまで考察です。
まとめるとTHEOは少し攻めた運用になっていてWealthNaviは堅実な運用ということですね。
この攻め方の違いで実績に変化はあるのか調べましたが、なんせTHEOはポートフォリオが231種類もあるので全データは流石にありませんでした。一応個人の方がブログ等で運用実績をアップしてるので参考にするなら、そこからになりますね。
この記事は同じ方が同時期のTHEOとWealthNaviの運用実績をアップしてくれているので良ければ参考にしてみてください。
【取材あり】実績評判に騙されないで!WealthNavi(ウェルスナビ)のメリットと3つの注意点 - マネとも!
【取材あり】THEO[テオ]に投資してわかったメリットと3つの注意点 - マネとも!
見比べる時間ない!って方のためにこの方の実績推移をグラフにまとめました。
この方のポートフォリオが何なのかは詳しく調べてないので分かりませんが、このグラフからWealthNaviの方がハイリスクハイリターンになっています。
運用方法でみるとTHEOの方が攻めた姿勢を取っているので、ポートフォリオにズレがあるからなのか、THEOのAIアシストの影響なのか、それとも運用方法は違えど大差は無いのか...?
ともかく、2社共に運用実績に差は無いとみていいと思います。
以上がTHEOとWealthNaviの細かい違いです。
5.まとめ
THEOやWealthNaviといったロボアドバイザーは資産運用の鉄則である「長期・積立・分散」に沿った適切な仕組みで、ユーザーに適したポートフォリオを組み、自動運用してくれることがわかりました。
また、THEOとWealthNaviの違いも何となくわかったと思います。
これを踏まえて、自分ならどっちを利用しますか??
初期投資額が10万円以上ないならTHEO一択になりますがそれ以上あるなら本当にどちらでもいい気がします。
人気どころを行くならWealthNavi
少し変化球なのがTHEO
って自分は感じました。僕がTHEOを始めたのは大学4年生の11月だったので余裕資金がなかった関係でTHEOにしましたが、今回改めて調べた上でこのまま継続でいいな、と思いました。
アルゴリズムやポートフォリオは運用実績からみてもほぼ変わらないので、ほんと個人の好みの問題ですね。
THEOとWealthNaviについて深く調べたい方は両社が公開しているwhitepaperを見るのをオススメします。ここに全て載っています。
THEOのwhitepaper
https://www.money-design.com/pdf/whitepaper/latest
WealthNaviのwhitepaper
https://www.wealthnavi.com/image/WealthNavi_WhitePaper.pdf
次は資産運用vol.3の株式編になります。ここからは僕も未知の領域です。ただ、少しでも為になるものを発信できるよう頑張ります。
※追記
もしかしたらここまでの復習も兼ねて、今の自分が考える資産形成のプランをまとめる記事を次回に書くかもしれません。
では、また次回の記事で。