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投資や副業について書くのんびり不定期ブログ

「投資をするなら余剰資金で」の本当の理由

こんにちは、こーたです。

 

今回は前回の現在価値をつかった実践編になります!

 

...と、いう予定でしたがさすがにステップアップしすぎだな~難しすぎるな。と思ったので一旦クールダウンがてらの記事を挟みます。

 

こちらは前回の記事です。まだ読んでいないという方はこの記事を読んでからの方が今回の内容理解は深まると思います。

tyatyakouta.hatenablog.com

 内容としては「現在価値の求め方」になります。ここでは前回の内容を踏まえて投資脳を完成させましょう。日常生活でも活きる部分もあると思います。

 

まずは前回の簡単な復習です。

「今50万円をもらうか、来年60万円もらうかどっちがいい?(年利10%)」

という問題でしたね。

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現在価値は将来に時間軸をおいて現在を見ることで計算します

60万円÷1.1=54.5万円

(来年の60万円って今でいうと何万円なの?を表す式)

という計算で現在価値を求め「今と来年どっちにもらうのがお得か?」をみていこう!という内容でしたね。この場合来年の60万円の現在価値は54.5万円なので今50万を受け取るより来年受け取ったほうがお得ということがわかります。

 

ここからが本編です。

 

現在価値から投資の重要性を知る

先ほどの問題を「資産運用」にあてはめてみてみましょう。問題文をそれっぽく変えてみますね。

 

あなたは銀行に常に100万円を預けています。今投資の勉強をしてインデックス投資で長期運用をすれば年平均5%のリターンで20年間運用できます。または投資はせずに20年間ずっと銀行にお金を預けたまま、という選択もできます。あなたはどっちを選びますか?

 

直感的には「投資する!」という答えになる方や「面倒くさそうだから預金のままにする」という人もいますよね。では、この問題をしっかりと考えてみましょう。実際に現在価値を求めていきます。

 

とりあえず問題文を分かりやすくしますね。

「今100万円もらうか20年後に100万円もらうか選べます。どっちがいいですか?(年利5%)」

です。すごく簡単になりましたね。文章は変わりましたが預けている100万円は全く使っていないとしているので意味合いは同じです。

 

では、計算してみましょう。(銀行預金のリターンは0.001%なのでリターン0としてます)

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100万円を5%で20年間運用するので計算式は

100万×1.05^20=257万円

これは日常生活で使う将来価値での求め方ですね。サイトで投資シュミレーションをする場合はこの方法で将来受け取れるお金を予想します。

積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券

 

では、20年後に受け取る100万円の現在価値を計算しましょう。

100万円÷1.05^20=37.6万円

これらの数字が高いか低いかどう感じるかは人それぞれですがこの結果から言えることは

 

「投資の勉強をして平均的な運用ができれば将来257万円を得れる可能性が高いが、投資をしないという選択をした場合には手元の100万円の価値は37万円まで減ってしまう」

 

ということですね。今勉強を始めて行動に移せばその行動には200万円以上の価値がつく、と考えることもできますね。なので投資本への出費は微々たるものです。

 

投資の基本的知識を抑えてインデックス投資での長期積立運用がができれば年平均5%くらいでの運用は可能なのでかなりもったいなく感じてしまいます。

 

”時間軸を将来にしてそこから現在を見る”

 

これが投資・ビジネスにおける一般的な考え方だという事が少し理解できたでしょうか。「投資はやったほうがいいのか?」は未来視点でみると判断しやすくなります。ぜひこれからに役立ててみてください。

 

また、この現在価値に基づく【未来視点】という考え方はお金が直接的に関わらない自己投資や日常生活にも通ずるものがありますよね。

「今ごろごろするか、時間を割いて本業のスキルアップをするか」

⇒現在視点なら楽をしていたいが、将来を考えると本業に注力したほうがいい(本業のキャリアが詰まっているなら転職・副業などに注力するでも〇)

 

「部屋が汚れてきたな~今掃除するか後回しにして溜まってからやるか」

⇒現在視点なら面倒くさいから寝てしまうが、その先を考えると絶対に後悔するから今のうちにやっておこう

 

常に未来視点を持つのは難しいし、自分もだらける日もあってこんな完璧にはこなせませんが、一つのマインドとしてあるだけでも行動力がだいぶ変わってくるような気がします。

 

話を投資に戻すと、こういった知識を学べば「投資は余剰資金で!」といってきた理由も理解できますね。

「使っていないお金の価値を63%も減らすくらいなら投資に回したほうがいいよ」

これが僕が思うこの言葉の本来の意味です。間違え捉えてほしくないのが使う予定のあるお金に手を出して無理に投資をする必要はない、という事です。

 

余剰資金10万円の現在価値は今回の例でいうと3.7万円しかありませんが、食費に使う3万円の現在価値は3万円です。すぐに使うお金なので価値は目減りしません。だからといって無駄使いを推奨しているわけではないですが【未来視点】の投資脳が作れれば

 

「使わないといけないお金を無理に削る必要はない。だってそのお金には100%の価値があるから。だから無駄使いや削っても問題ないお金を節約して出来た余剰資金で投資を始めよう。そのお金の価値を減らさずに将来のためにも。」

 

 

と考えることが出来るのでかなりスムーズに投資を始めることが出来ると思います。投資脳が作れたら後は目標を作れば投資のスタートです。この目標についてはこの記事で触れているので参考にしてみてください。

tyatyakouta.hatenablog.com

 

余剰資金を資産運用に回さなくても自己研鑽や美容などの自己投資に使うでも効果的ですね。余剰資金の価値をどう増やすかは自由なので【未来視点】で考えてみると新しいアイデアが出てくるかもしれませんね。

 

投資の本質を知ることで本やブログなどにある言葉をより深く理解でき、ほかのフィールドでも活かせるのでとても重要だな、と実感しました。また、これからの記事では投資用語の本質的な意味を解説していかないとな、とも思いました。

 

たまーに投資で得た日常でも使えそうなネタがあれば書いていきます。最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

では、また次回の記事で。(次こそは実践編を書きます)